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03☆精油学総論-2- [インストラクター]

今回のテーマ  【精油の伝達経路】

エッセンシャルオイルは、単に「いい香りだなぁ」って香りを楽しむだけでなく、
身体の中に入って、いろいろと働いてくれるのです。

どこから身体に入るのか!?

まずは、やっぱり『鼻』ですね。

エッセンシャルオイルはさまざまな化学物質の混合物ですので、それぞれの成分が
空気中に揮発して鼻腔粘膜や肺から吸収されます。

また、トリートメントなどにより塗布された成分は皮膚から吸収されます。

さらに、日本では一般的ではありませんが、一部専門家の指導により、エッセンシャルオイルの
内服が行われる場合があり、その際は消化管からも吸収されます。

*具体的な吸収経路と伝達について・・・

①嗅覚
経路としては・・・
におい成分が鼻腔粘膜に溶け込んで、嗅毛にキャッチされ、電気信号として、脳まで
刺激が伝達されます。 (←省略しすぎですね^^;)

詳しく書くと ↓

 においの分子が【嗅上皮】を覆う粘液層に溶けて、【嗅毛】で感知されると、【嗅細胞】が
 興奮します。
 【嗅細胞】の興奮は、【嗅神経】に求心性インパルスを起こします。
 【嗅神経】は、【篩骨】を貫いて、大脳前頭葉下部にある【嗅球】を経由して【嗅索】を通り
 大脳皮質の嗅覚野に達し、においを知覚し、なんのにおいか判断します。

 においを感じるためには、そのにおい成分が分子となって空気中を漂い、嗅上皮の粘液に
 溶けることが必要なのです。
 軽い分子ほど、早く鼻に到達でき、重い分子ほど時間がかかってしまうので、においの感じ
 方にも時間差が生じるってわけです。

②皮膚・粘膜

エッセンシャルオイルの成分は、分子量がとても小さいので、皮膚の奥深くまで入り込む
ことができます。
で、真皮に通っている毛細血管から吸収されます。
いっぱんの植物油などは分子が大きいために、そこまで浸透することはできないの。

③呼吸器

口や鼻から器官、気管支を経由して肺に取り込まれて、肺胞の毛細血管から吸収される
経路。

④消化器

一般の栄養素と同じ。
口から投与されたエッセンシャルオイルの成分が、胃→小腸→大腸・・・と進むうちに
消化管(主に小腸)の粘膜から吸収されて、毛細血管にのって、全身にめぐる。。
他の経路に比べて、吸収される量が圧倒的に多いですし、エッセンシャルオイルの成分が
直接粘膜を刺激したりするので、自己判断で服用するのは避けるべき。
ちなみに、AEAJでは内服は禁止とされています。
フランス系のメディカルアロマでは服用することもあるみたいだけど。


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03☆精油学総論-1- [インストラクター]

【精油】
精油は植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の有機化合物の
混合物です。エッセンシャルオイルともいいます。

油といっても油脂ではありません。オリーブオイルとかごま油とか・・・などの油とは違うものです。
水より軽く、油によく溶け、水には溶けない。
油脂に似ていますが、あくまでも”有機化合物”
アルコール、ケトン、アルデヒド、エステル・・・などの混合物です。

精油・エッセンシャルオイルといえるのは、100%天然のもの。
種類にもよりますが、植物から抽出できる量はごくわずか。
したがって、それなりに高価なものになります。
通常の商品に比べ、あまりにも安いものは人工的に加工されたものの可能性が高いといえます。

一例ですが、香りを楽しむものとして、「アロマオイル」というものも売られています。
これは天然のものでない可能性が高いので、香りを楽しむことにとどめて、身体に使用するのは控えたほうがいいでしょう。

さて、さまざまな香りを放ち、人にさまざまな影響を与えてくれる精油ですが、植物にとって、精油とはどういうものなのでしょうか?

はっきり言って、わからないことが多いです。

精油は植物の中の特定の部位にのみ含まれているものです。
で、腺細胞とか油細胞とかいった分泌腺に蓄えられて分泌されます。
だからこそ、それぞれの「抽出部位」も覚えなくちゃいけないわけ。
そして、同じ植物から取れる精油でも、部位によって成分、働きが変わってくるわけです。
ビターオレンジからとれる、プチグレン(葉)とネロリ(花)みたいにね。

で、植物が精油を合成する目的ですが、

*ホルモンのような生体内情報伝達物質として働く。(生理活性物質)
*香りで虫や鳥を引き寄せ、受粉をしたり種子を遠くに運んでもらったりする。(誘因作用)
*ニオイで虫や鳥を遠ざけ摂食されることを防ぐ。(忌避作用)
*またカビなどの発生を防ぐ。(抗菌作用)
*他の植物との生存競争のために、他の植物の種子の発芽や成長を止めたり抑えたりする。
*蒸発させることにより、自らを冷却する。(冷却作用) また逆に強い日差しから身を守る。

などが考えられていますが、ほんとのとこは神のみぞ知る(*`・ω・)ゞ

ただの二次代謝物質(老廃物みたいなもの)という説もありますので。。

最後に。。
必ず覚えなくていけない、精油の物性

・芳香性:香りがある。
・揮発性:空気中に放置すると蒸発していく⇒だからこそ強い香りをもつともいえます。
・脂溶性:油によく溶けます。
・引火性:燃えやすいから火気に注意。
・比重が軽い:水に浮きます。ついでにいうと、水とは混ざりません。
・液状、半液状:粘り気のあるものもあります。また低温で固まるものもあります。
・薄黄色もしくは透明:まれに特有の色を持つものもあります。

  


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02☆社団法人日本アロマ環境協会 [インストラクター]

この資格が社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)によるものである以上、
この団体のことを覚えるのは必要なこと。

試験には1,2問しかでないけど、試験を受ける時点でAEAJの会員になっている
わけですし、最低限のことは資格マニュアル、アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキストなど
で簡単なことは覚えておきましょう。。。

お気づきのとおり、この項目は省略します。

だって、マニュアルそのまま写すことになりそうだし。

<ポイント>
*協会設立の経緯
*会員の心得
*委員会、理事会について
*資格制度について           など。。


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01☆アロマテラピーの定義 [インストラクター]

☆AEAJのアロマテラピーの定義☆

アロマテラピーとは、精油を用いて、ホリスティックな観点から行う自然療法である。
アロマテラビーの目的は以下のとおりである。

①リラクセーションやリフレッシュに役立てる
②美と健康を増進する
③身体や精神の恒常性の維持と促進を図る
④身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す

<用語説明>
*精油とは:植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材。
        有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質。各植物によって特有の香りと
        機能をもち、アロマテラピーの基本となるもの。

*ホリスティック:全体的包括的という意味。単に身体に起こったトラブルをその部分だけの問題と
           捉えず、心を含めた全身的(体質)、全人格的なものとしてアプローチすること。
           生活全体や取り巻く環境までも視野に入れた見方。

*恒常性:体液の水分量や塩分量、浸透圧や酸、塩基などのバランス、体温、血糖などを、
       安定した状態に保つこと。ホメオスターシスとも呼ばれる。

*自然療法:その土地の自然を巧みに利用して、世界各地で昔から行われてきた民間療法。
        近代医学の根底にあるものであるが、効果を発揮する仕組みについては未だに解明
        できていないものが多い。
        メディシナルハーブ、ホミオパシー、フラワーエッセンス、食事療法、カイロプラクティック、
        そしてアロマテラピーなど、身体に負担をかけずに穏やかに作用するもの。



今後、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターの試験対策になるような情報を随時のせて
いきたいと思っています。
次回の試験までに全部が終るか・・・


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